gitサーバー構築(Androidアプリ用に作ってみた)

バージョン管理システム「git」サーバーを構築したので、その備忘録。
サーバー環境は外部公開用サーバー(OSはCentOS)で、固定IPにより運営しているサーバーとなります。

1.gitデーモンのインストール
yumを使ってgitデーモンをインストールする

yum -y install git git-daemon git-all
git --version

2./etc/xinetd.d/gitの編集

vi /etc/xinetd.d/git

でgitファイルを編集する。
編集内容は

disable = yes

disable = no

に変更するだけ。

3.Xinetdの再起動

/etc/rc.d/init.d/xinetd restart

4.リポジトリ作成

cd /var/lib/git/
mkdir 自由にgitの名称を付与する
cd 上記で作成したgit名称のディレクトリ
git --bare init --shared
chown -R USERGROUP:USERNAME *

“git –bare init –shared”を実行することで、そのディレクトリにリポジトリを作成する
その後、作成されたファイルに権限を適切に付与してあげる。

と、これだけでリポジトリが作成されます。
ssh経由でgitとやりとししたいので、sshdがインストールされている事を確認してください。
インストールされていない場合は・・・

yum -y install openssh-server
yum -y install openssh-clients
vi /etc/ssh/sshd_config -> 適切に編集して
/etc/rc.d/init.d/sshd restart

でsshdをインストールすること。

これで、”ssh://USERNAME@SERVER_IP:SSHD_PORT/var/lib/git/git名”でgitを公開することができます。
(ポートとかのセキュリティもチェックssh接続なので、ポート22を開放してください)

次にAndroidStudioからgitへの新規ソースコード登録と更新手順について。。
1.プロジェクトを作成したい場合は新規にプロジェクトを作成する。

2.プロジェクトディレクトリ直下に存在する.gitignoreを以下のように編集する

.DS_Store
 
# built application files
*.apk
*.ap_
 
# files for the dex VM
*.dex
 
# Java class files
*.class
 
# generated files
bin/
gen/
 
# Local configuration file (sdk path, etc)
local.properties
 
# Android Studio
.idea/
.gradle
/*/local.properties
/*/out
/*/*/build
/*/*/production
*.iml
*.iws
*.ipr
*~
*.swp

3.AndroidStudioで以下の操作を行う。
VCS -> Import into Version Control -> Create git repository
(このとき、Projectツリーにして、プロジェクト名が選択されていることが望ましい)
ルートディレクトリを選択する画面になるので、プロジェクトのルートディレクトリが選択されていることを確認する。
(選択されていない場合は、プロジェクト名のディレクトリをしっかりと選択する)

次に
VCS -> Git -> Add
VCS -> Git -> Commit DIrectory
を立て続けに選択する

コメントを入れるダイアログが表示されるので、適当にコメントを入れてCommitボタンをクリック。

4.DOSプロンプトから以下の操作を実施する

cd /プロジェクトディレクトリへのパス
git remote add origin ssh://USERNAME@SERVER_IP:SSHD_PORT/var/lib/git/git名
git push -u origin --all

これで、Gitサーバーにソースコードが登録される。
以降はAndroidStudioのAddとCommit DirectoryとPushを駆使すればソースコードをサーバーにアップすることができる。

アップされたソースコードから新規にAndroidStudioで開発を始めたい場合は以下の通り。
1.AndroidStudioを開き以下の操作を行う
Check out project from Version Control
(gitを選択)

2.Clone Repositoryというダイアログに以下のように入力する
Vcs Repository URL: ssh://USERNAME@SERVER_IP:SSHD_PORT/var/lib/git/git名
そのほかは自動で入力される
その状態でCloneボタンをクリック
途中でsshのパスワードを求められるので入力する

3.Checkout From Version Controlというダイアログが表示される
Yesボタンをクリック

4.Import Project from Gradleというダイアログが表示される
OKボタンをクリック

5.これで少し経つとソースコードをダウンロードし開発が始められるようになります。

とりあえず備忘録ということで。
これでソース管理が楽になる。。。はず?

This entry was posted in 未分類. Bookmark the permalink.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です