Google Developer Day 2011 に参加してきました。(Android の優れたユーザーエクスペリエンス編)

Android の優れたユーザーエクスペリエンス

Androidアプリは30万アプリ存在し、ダウンロード数の合計は80億を突破したという情報からセッションが開始しました。
Androidアプリで成功するには「クオリティ」の一言につきるとのことで、利用者からのレビューや不具合報告に誠実に対応→ファンを獲得→ランキングで上位→レーティングでも有利になる→売り上げも上がる→健全な成功という構図になるのが望ましいとのことでした。
一人でアプリを開発していると、このような基本的な事ですら実施できない事があったので、大いに反省させられる内容でした。。。

次にAndroidアプリは「速度が出ること」「使いやすいこと」「美しいこと」「Androidらしいこと」「ユーザーの声を聞くこと」に注意して製作すべきということで、それぞれの内容について説明がありました。

「速度が出ること」
速度が出ること
・UIスレッドではIO処理は行わない
・時間が読めない処理はワーカースレッドで行う(StrictModeを使えばデバッガでチェック可能)
・AsyncTask/IntentService/Loader等の非同期系の利用
・処理時間はTraceViewを使って実際の時間を計測すること
・処理に時間が掛かる場合はウェイト表示などを使って利用者に分かりやすく伝えること
・0.2秒以上の処理にはプログレスバーやキャンセルボタンが必須

「使いやすいこと」
使いやすいこと
・少しでもマニュアルが必要だと思うならそれはおかしいアプリ
・マニュアルを見なくても使えるくらいでないと、利用者は去ってしまう
・ドナルド・ノーマンやヤコブ・ニールセンの本を参考に

「美しいこと」
美しいこと
・色使いやレイアウトを考慮すること
・第一印象が大事
・アニメーションをどこで使うか/色使いがアンバランスではないか/フォントの大きさは適切か等
・デザイナーに頼るのも良い

「Androidらしいこと」
Androidらしいこと
・アクションバー等の実装はリファレンス通りに
・タイトル上にあるバックボタンと、ハードウェアのバックボタンで動作が違うなんてことが無いように

「ユーザーの声を聞くこと」
ユーザーの声を聞くこと
・メッセージを送ってもらうなど、必ずユーザーの声を聞くこと
・Analytics for Androidを使うとアプリの利用状況が判別できる
・アプリは早くリリースして早くアップデートしていく
・アップデートによりファンがついてくる
・クオリティが一緒でもアップデートしたアプリの方が印象が良い

Android 4.0(ICS)について
・タブレットや携帯等を統合するバージョンとして登場
・多くの機能は3.x系から継承されている
・システムバーの採用(3.x系からの採用)
・recent機能(3.x系からの採用)
・xhdpiの追加(アイコンは96ピクセルになる)
・端末にメニューボタンが無いものも登場するので、考慮すること
・アクションバーにメニューを表現する
・リソースの判定にsw600dpが追加
・アクションバーの左端はアプリのアイコンを設置
・アクションバーの中央は検索パーツやパンくずなどを設置
・アクションバーの右側は今の画面で利用できる機能のボタンなどを設定(メニュー含む)
・アクションバーは画面サイズにしたがって色々と変化できる
 (スタックアクションバー・スプリットアクションバー)

フラグメントについて
広い画面(タブレットなど)・狭い画面(携帯)で同じ画面デザインを走らせる仕組み。
広い画面では1つで表示されていたものが、狭い画面だと多画面となって表示される。
フラグメント
画面の定義についてはアクティビティ単位で作るのではなく、フラグメントを利用することで移植性を高める。
(タブレット対応を予定していなくても、フラグメントの仕組みは勉強しておくべき)
よってアクティビティにソースコードは記述しないようにする。

AppNavigation
今までのAndroidは「戻る」機能しか存在しなかった。
これは単純に時間順にどの画面を表示していたかを辿る機能でしかなかった。
しかし、この仕組みのままでは複雑なアプリでは混乱してしまうことがあった。
それを解消する為にAppNavigationを採用し、階層構造の上に移動できるような仕組みを提供した。
AppNavigation

その他、技術的なお話し
・apkファイルはなるべき1つで提供すべき
・レイアウトファイルは1つのまま長さを抽象化できる
・レイアウトにはpxを使わないでdpを使う
・プラットフォーム別に一番美しく見えるビットマップを採用する(NinePatchBitmapがお勧め)
・画面サイズに対応したアプリの開発をしてください

ということで、Android 4.0(ICS)は機能も増えたし対応機器も増えたけど、開発者はやることが多くなったなぁ・・・という印象でした。
特にフラグメントは使いこなせれば便利な機能っぽいけど、実際に複数デバイスに対応した時のどんな感じになるのか不安もあります。

はやく実機で開発できる程に4.0の端末が増えてくれると良いんだけどなぁ・・・

This entry was posted in イベント. Bookmark the permalink.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です